当院についてAbout

いっかく皮膚科クリニックは姫路市広畑区にある一般皮膚科を専門とするクリニックです。美容専門のクリニックは敷居が高いと感じられる方もお気軽にご相談ください。

  1. 院長紹介

    皮膚科専門医が診療します。

  2. クリニック紹介

    快適な空間づくりを心掛けています。

  3. 診療時間・アクセス

    診療時間や所在地をご確認頂けます。

円形脱毛症

人口の0.1~0.2%に生じる脱毛症です。
毛包に異常な免疫(自己免疫)が働くことで、毛が脱落すると考えられています。

よく言われるストレスもきっかけになる可能性がありますが、必ずしもそうでない場合も多く、発症には遺伝的要因やアトピー素因などの関与も考えられています。

当院では日本皮膚科学会による「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン」に沿った治療を行っています。円形脱毛症は比較的若い方に発症しやすく、夕方や土曜日でも通院しやすいクリニックでの治療が重要と考えていますので、是非ご相談ください。

円形脱毛症の分類

  1. 通常型円形脱毛症
    ・単発型:脱毛斑が単発のもの
    ・多発型:複数の脱毛斑を認めるもの
  2. 全頭脱毛症:脱毛巣が全頭部に拡大したもの
  3. 汎発性脱毛症:脱毛が全身に拡大するもの
  4. 蛇行状脱毛症:頭髪の生え際が帯状に脱毛するもの

重症度を表す指標

頭部全体の面積に占める脱毛巣面積の割合(S)
S0:脱毛がみられない
S1:脱毛巣が頭部全体の25% 未満
S2:脱毛巣が25~49%
S3:脱毛巣が50~74%
S4:脱毛巣が75~99%
S5 : 100%(全頭)脱毛

頭部以外の脱毛の程度(B)
B0:頭部以外の脱毛なし
B1:頭部以外に部分的な脱毛がみられる
B2:全身全ての脱毛

重症度を表す指標

脱毛巣の範囲が広いほど(SやBの数字が大きいほど)、重症で難治といわれています。

合併症

橋本病などの甲状腺疾患、尋常性白斑、SLE、関節リウマチあるいは重症筋無力症などの自己免疫性疾患が合併することがあります。アトピー素因のある方に発症しやすいことが知られています。

治療

ステロイド外用療法

脱毛の初期に、まず試みる治療です。
ぬり薬による効果や副作用が出ていないかどうか、定期的に確認します。
治療経過をみながら症状に応じて他の治療方法に変更するかどうかも検討していきます。

塩化カルプロニウム外用液(フロジン)

頭皮の血管を拡張し、血行を改善させることで、円形脱毛症をはじめとする各種脱毛症における脱毛防止、発毛促進作用のあるぬり薬です。

局所免疫療法(SADBE(サドベ)療法)

局所免疫療法は、かぶれを起こす特殊な薬品(SADBE)を脱毛部に塗って、弱いかぶれの皮膚炎を繰り返し起こさせる治療法です。毛が抜けてしまった後、なかなか発毛のみられない状態に有効な治療方法です。

治療はおよそ2週に1回行います。有効率は60%以上で、現在最も有効な円形脱毛症の治療法です。難治な場合でもかなり有効で小児でも治療可能です。ただし中止すると再び脱毛し、治療を繰り返し何年も行うこともあります。
治療の前に「感作」が必要で、まず試薬を含ませた濾紙を腕の内側などに2日間貼っておきます。感作が成立したことを確認し、2週間後から治療を始めます。
副作用として、人によってはひどいかぶれが起きることがあります。薬品の濃度を調整しながら、継続的に治療していきます。

光線療法

中波紫外線(UVB)を選択的に出力できる医療機器によって、脱毛部分に照射治療を行います。令和2年4月に保険適用となりました。3割負担で1回1020円です(初再診料、処方料などは別途必要です)。

皮膚科光線療法推進の会に所属し、当院では光線療法に力を入れており、308nmのUVBを出力できるをエキシマランプ2台体制で治療を行っています。
週に1~2回治療します。1回の治療時間は頭部全体でも数分です。1ヶ所の場合、数秒です。局所免疫療法と同様に、根気よく治療を継続していきます。
こちらもご参照ください。

内服療法

円形脱毛症の補助的な治療として、セファランチンや抗アレルギー薬などの内服薬を併用し治療をおこないます。

ステロイド薬の内服につきましては、内服中断後に症状が再発する頻度が高いことや副作用の問題などから、当院では原則としてお勧めしていません。

ステロイドパルス療法

成人の急速に進行する脱毛症状に対して、ステロイド薬を3日間連続で大量に点滴投与する治療です。小児は対象外になります。

入院での治療が望ましいため、適応と考えられる患者さまにつきましては、入院施設のある病院にご紹介させていただきます。

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