ケミカルピーリングとは
ケミカルピーリングとは、お肌に薬剤を塗布し、化学的に皮膚を一定の深さで融解・剥離し、皮膚を再生させていく治療です。
当院ではグリコール酸(GA:glycolic acid)による浅層ピーリング(superficial peeling)を行っています。浅層ピーリングは、ダウンタイムや副作用が少なく、単独としても治療効果がある上、他の治療と組み合わせて行うことができることが特徴です。
近年、レーザー治療など新しい治療方法が開発されており、深い深達度(深層)ケミカルピーリングの施術頻度は減少しているものの、浅層ケミカルピーリング(superficial peeling)の施術頻度は増加傾向にあり、米国では2016年に年間1300万例の浅層ケミカルピーリングが行われています。
ニキビへの効果
毛穴部分の角化異常、皮疹の分泌の亢進などにより、毛穴が閉塞したニキビ(面ぽう)が生じます。面ぽうに細菌感染などが加わると、炎症性のニキビになります。
ニキビの治療には、面ぽう治療(毛穴のつまりを改善させる治療)が大切です。
日本では、2015年に過酸化ベンゾイルを含む薬剤による面ぽうの治療が可能になり、ニキビ治療に画期的な変化が起こりました。しかし、そのような治療を行ってもなかなか治りにくいニキビがあり、ケミカルピーリングを組み合わせることはニキビ治療の有効な治療手段です。
ケミカルピーリングは、面ぽうの毛穴のつまり(角栓)を除去する作用や、毛穴周囲の角化異常を改善させる効果があり、日本皮膚科学会ではニキビの治療において、ケミカルピーリングを高く推奨しています。
そのため、ニキビの改善、ニキビ痕の改善のために、ケミカルピーリングはとても良い適応です。
アンチエイジング効果
グリコール酸によるケミカルピーリングは、現在では、単に溶剤で皮膚を剥脱するだけではなく、角化細胞、メラノサイト、線維芽細胞などの皮膚細胞に対して様々な作用があることがわかってきています。
- 古い角質の除去
- 表皮ターンオーバーの亢進
- 小型の淡いシミを薄くする美白作用(チロシナーゼ活性抑制)
- 角層セラミド含有量の増加、水分保持能の改善
- 表皮と真皮のヒアルロン酸増加
- 真皮のコラーゲンの産生促進、リモデリング(IL-1αなどを放出)
このように、お肌のキメが細かくなり、お肌のハリが出て、小じわ・シミ・くすみが改善する効果もあり、アンチエイジング効果によるお肌のメンテナンスとして確立した治療です。さらに現在では、皮膚癌を抑制する効果も報告されています。
効果的なお肌の症状
ニキビ、ニキビ痕、ハリ、キメ、くすみ、小じわ、毛穴、化粧のり
シミにも一定の治療効果はありますが、シミ治療を主な目的とする場合、当院では他の治療、あるいは他の治療とケミカルピーリングの組み合わせ治療をおすすめしています。
治療の流れ
施術前に洗顔をしていただきます。
ピーリング剤を皮膚に塗布し、お顔全体(目・口周囲以外)に溶液を数分間浸透させます。
痛みやヒリヒリ感があれば遠慮せずにお伝え下さい。
毛穴の奥深くの汚れや老廃物、皮膚表面の古い角質を、お肌に負担をかけることなく丁寧にしっかり除去します。
中和剤で、溶剤の反応を止めます。
刺激を抑えるため、クーリングをします。
保湿・日焼け止めを塗って、施術後のお肌をケアします。お会計と次回のご予約をお取りします。
よくあるご質問
| Q1 | どのくらいの間隔で施術しますか? |
| A1 | まずは2~3週間おきに4~5回治療を行ないます。その後は、医師の診察の上、症状に合わせて治療間隔を調整していきます。 |
| Q2 | ニキビは治りますか? |
| A2 | ニキビ治療には、お薬による治療、日々のスキンケアを基本として、ケミカルピーリングも含めて、総合的に治療を進めていくことが大切です。 |
| Q3 | どのような副作用が考えられますか? |
| A3 |
一時的な刺激症状(ヒリヒリ・チクチク感)、赤み、腫れ、かゆみ、痛みが出ますが、多くは当日~数日以内におさまります。その他、びらん、痂皮、落屑、一過性のニキビの増悪、色素沈着などが生じる可能性もあります。気になる症状があれば適切に対応いたします。 |
| Q4 | アトピー性皮膚炎がありますが、施術は可能でしょうか? |
| A4 |
アトピー性皮膚炎や湿疹などの皮膚症状がある部分は特に刺激感を強く感じます。湿疹やかゆみのある部分などは、できれば事前に治療をしておきましょう。 |
| Q5 | 施術後の注意点はありますか? |
| A5 |
当日から軽めのメイクは可能ですが、赤みや刺激感が残る部分は控えて下さい。 |
| Q6 | 施術を受けられない場合はありますか? |
| A6 |
日焼けしている、施術期間中に日焼けをする機会が多い、妊娠中・授乳中、ケロイド体質、他院でレーザー治療・ピーリングなどを受けている、治療部位に(金の)糸を入れている、肌色・白色の刺青やアートメイクがある、ヘルペスやアトピー性皮膚炎などの皮膚症状がある部位、6ヵ月以内にイソトレチノイン(ビタミンA)の内服歴がある、重度疾患がある、放射線治療歴がある、などです。気になる症状がある場合は、何度もお気軽にご相談してください。 |
| Q7 | 施術を受けたいのですが? |
| A7 |
まずは医師が症状を診察し、施術可能か判断いたします。まずはメディカルエステの診察ご予約ページから診察のご予約をお願いします。その上で、ケミカルピーリングの施術が可能か判断いたします。必要により、まずはお薬でしっかり治療をしてから、ケミカルピーリングの施術をするようにいたします。 |
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