シミ・くすみ・肝斑について
美容皮膚科において、シミは最もご相談の多い症状であり、当院ではシミの治療に力を入れています。
シミにはいくつかの種類があり、適した治療方法はそれぞれ異なります。また、お顔には異なる種類のシミが合併していることも多くあります。
皮膚科の学会では「このシミの診断は?」というクイズが行われるほど、たとえ皮膚科の専門医であっても、シミの診断は簡単ではありません。シミの治療も簡単ではありません。すべてのシミをきれいに消すような治療はありません。さらに困ったことに、シミに対して間違った治療やスキンケアをすると、かえって症状を悪化させてしまうこともあります。まれですが、中には皮膚がんが紛れていることもあります。
まず、あなたを悩ませているシミがどんな種類なのか知ることからスタートしましょう。
当院では日本皮膚科学会専門医、日本アレルギー学会専門医、抗加齢医学会専門医である院長が、症状を丁寧に診察の上、ダーモスコピーを利用し、シミの正確な診断を行っています。
シミ治療のために、レーザー3台を使い分けて毎月およそ100名の方にレーザー治療をしています。お一人お一人のシミの症状や、お肌の状態に合わせて、これまでの診療経験に基づき、最も適した治療方法をご提案させていただきます。
レーザーは魔法ではありません。すべてのシミを消し去る治療はありません。基本的にシミを"消す"治療ではなく、"薄くする"治療です。シミの治療は一筋縄ではいかないことも多く、再発もあります。
薄いシミほど治療が困難です。非常に薄いシミなどは炎症後色素沈着により、かえって元の色より一時的ですが濃くなることもあるため、レーザーなどはおこなわずスキンケアで経過を見る方が良い場合もあります。
クリニックでの治療も大切ですが、それと同じかそれ以上に日常のスキンケア(ホームケア)が大切です。
お肌に合わせた化粧品などのホームケア製品のご説明やご提案をさせていただくことも可能です。
当院は責任をもった治療を第一に心がけておりますので、「私のシミにレーザーをしてください」という方にも、症状によってはまずは他の治療法をご提案させていただくこともございます。
定期的に症状を見させていただきながら、症状に合わせた最適な治療をご提案させていただきます。
シミに対するご自宅でのホームケア
クリニックでの治療効果をしっかり出すため、さらにシミを再発しないようにするためには、クリニックでの治療はもちろん、ご自宅でのホームケアがとても大切です!
当院では、医療機関専売のコスメシリーズ「ナビジョンDR」「セルニュープラス」などを取り扱っています。
すべてのシミに対して紫外線は大敵ですので、日頃から日焼け止めを適切に使用し、紫外線ケアをしましょう!
洗顔・化粧の際やマッサージでごしごし肌を摩擦することは、シミを濃くしたり、色素沈着を生じる原因になるため、やさしく洗顔や化粧をするように注意しましょう。
お顔の皮膚症状は、代表的なシミ以外にも、ほくろ、脂漏性角化症、太田母斑、扁平母斑、稗粒腫、面皰、脂腺増多症、汗管腫、 皮膚がん(日光角化症、基底細胞癌、メラノーマ)などもあり、それぞれ治療方法が異なります。
いくつもの症状が同時に組み合わさっていることも多く、老人性色素斑と肝斑と後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)が合併している、ということもあります。その場合は特に治療方法に注意が必要です。
記載している治療法はあくまでも一例であり、当院ではお一人お一人の症状に合わせ、ご相談しながら治療方針を決めていきます。
いらっしゃいませんか?
ご自身の症状がどの種類のシミかわからない方
どのような治療が適しているかわからない方
市販の美白化粧品などで効果がみられなかった方
治療を受けようか迷っておられる方
シミが気になって思い悩んでおられる方
美容皮膚科の治療が初めてで不安な方
あなたの悩みを少しでも軽くできるように、当院でお手伝いいたします。
シミには色々な種類があり、レーザー治療が適しているシミや、そうでないシミもあります。ご自身でシミと思われている症状が、イボの初期あるいはホクロやその他の別の病気、もしかすると悪いできものかもしれません。
皮膚科専門医がお顔全体を診察し、シミの状態を診察した上で、治療方針をご相談させていただきます。
下記からご予約いただけます。
症状と主な治療法ついて
紫外線が原因の最もよく見られる代表的なシミです。老人性という名前ですが、年齢は関係ありません。
小さな数mmのものから大きなものでは3~5cm程度にもなる茶色いシミです。
顔以外にも、手の甲や腕などの日光が当たる部分に生じます。
時間が経過するとやや盛り上がってザラザラしてくることがあり、これは脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう:良性のイボ)と呼ばれます。
主に頬骨のあたりに左右対称性にできる、ぼんやりとした茶色いシミの一種です。頬骨部分にできたものは、目のまわりを避けるため、弧状に広がって見えます。ときにはこめかみから額にまで広がっていることもあります。
頬骨部分以外にも、額、口のまわり、頬の外側にできることもあります。
30~40歳代の女性に多くみられ、30歳以上の女性の3人に1人にみられるといわれています。男性に生じることもあります。
原因ははっきりわかっていませんが、紫外線・洗顔やメイクの摩擦によって悪くなるほか、ピルの内服や妊娠・出産がきっかけになる場合があり、女性ホルモンが色素細胞(メラノサイト)を活性化させることも誘因の一つと考えられています。
治療に際して最も大切なことは、「肝斑」と正確に診断することです。
肝斑は老人性色素斑などの他のシミを合併している場合が多く、皮膚科専門医であっても診断が難しいシミです。
正確な診断力、治療経験、治療技術が要求される症状が肝斑です。
治療はトラネキサム酸やビタミンCなどの内服薬で改善させていく方法が中心になりますが、何よりも大切なことは、肌を摩擦しない(触らない、こすらない)こと、日焼けしないことです。
それに加えて、以下のような治療法がございますが、肝斑には、肝斑単独ではなく複数のシミが合併していることが多く、症状に応じて治療法をその都度検討していく必要があります。
短期間ですぐに改善させる治療方法はないため、根気よく治療を継続することが大切です。
両頬、下眼瞼から鼻にかけて左右対称性に1~3mm程度の小さな茶色いシミが多発します。ときには上眼瞼や口まわりまで広範囲の場合もあります。
遺伝的な背景があり、幼少期(3歳以降)に出現して、思春期に最も目立ちます。紫外線の影響により夏に悪化し、妊娠時に悪化することがあります。
小型の老人性色素斑が多発した場合には、そばかすとの区別が難しいこともあります。治療後に紫外線や体質的な影響などにより再発することも多いため、治療後も紫外線ケアを継続することが大切です。
頬やこめかみ、額外側、鼻翼に灰色あるいは紫色がかった茶色いシミが左右対称性に集まってみられます。
紫外線や女性ホルモンなどの影響により、他のタイプのシミよりも深い場所(真皮)の色素細胞(メラノサイト)が活性化されて、メラニン色素を作ることが原因と考えられています。
ニキビ、洗顔・化粧の際の摩擦、化粧品などのかぶれ、アトピー性皮膚炎、やけど、外傷の傷痕などが、茶色いシミになって残っているタイプです。
数ヶ月~半年で自然に回復することが多いですが、紫外線や摩擦(触る)などの刺激により、ときに数年にわたって長期に残ることもあります。
こすらないやさしい洗顔・化粧落としを心がける、アトピー性皮膚炎やニキビなどをしっかり早期から治療していく、かぶれの原因となる化粧品の中止、などにより色素沈着にならないようにすることが大切です。
治療はビタミンCなどの、のみ薬で改善させていく方法と、以下のような治療法がありますが、何よりも摩擦しない(こすらない、触らない)、日焼けしないことが大切です。
くすみはシミではありませんが、肌に透明感がなくぼんやりと暗く見える状態のことです。
くすみの原因としては、メラニン色素の増加(シミ、紫外線・摩擦・刺激による色素沈着など)、ターンオーバーの乱れにより角質層が厚くなる、ヘモグロビン(血行不良)、角質層の水分量低下による乾燥、肌荒れによるキメの乱れ、皮膚表面の凹凸による陰影など、様々な要因が考えられています。
治療はビタミンCなどの内服薬で改善させていく方法が中心になりますが、何よりも大切なことは、肌を摩擦しない(触らない、こすらない)こと、日焼けしないことです。