当院についてAbout

いっかく皮膚科クリニックは姫路市広畑区にある一般皮膚科を専門とするクリニックです。美容専門のクリニックは敷居が高いと感じられる方もお気軽にご相談ください。

  1. 院長紹介

    皮膚科専門医が診療します。

  2. クリニック紹介

    快適な空間づくりを心掛けています。

  3. 診療時間・アクセス

    診療時間や所在地をご確認頂けます。

レーザー治療

Qスイッチルビーレーザー “The Ruby nano Q”

周囲組織へのダメージを最小にした”キレが良い”シミ治療

当院では、ジェイメック社の Qスイッチルビーレーザー"The Ruby nano Q"を導入しています。
姫路市では初の導入となるQスイッチルビーレーザー機器です。Qスイッチルビーレーザー

Qスイッチルビーレーザーの効果

「Qスイッチ」と名前のつくレーザーは、「ルビー」以外にも「アレキサンドライト」、「YAG(ヤグ)」レーザーがあります。

ルビーレーザーは、694nmの波長の特性から、他のレーザーよりもメラニンに吸収されやすく、色調の薄いシミでも鋭い反応性を持っているため、“ルビーはキレが良い”と評価されているQスイッチレーザーです。

さらに、照射時間が20ns(ナノ秒)と短いため、他のレーザーよりも血管への影響が少なく、周囲組織への熱ダメージを最小にして、シミへの治療効果を高く照射することができます。

弱点としては、Qスイッチレーザーの中でも装置がとてもデリケートであり、発振器の温度調節や光軸調整が難しいために、定期的なメンテナンスが欠かせないことです。

Qスイッチルビーレーザー "The Ruby nano Q"の特徴

トップハット型に出力できるレーザー光のため、他社のガウシアン型のレーザー光のように照射部分のエネルギーにムラができず、フラットで均一に切れのいいビームが照射できます。 照射面が六角形のため、重なることなく照射でき、色素沈着や色素脱失を最低限に抑えます。

トップハット型 トップハット型

料金(税別)

直径1cmまで 10,000円
以降5mmごとに +5,000円

・治療後に必要な処置テープ代金込み。

よくある質問 Q&A

Q1:「保険はききますか?」

A1:
シミに対する治療には保険はききません。
アザ(太田母斑、異所性蒙古斑、扁平母斑)の治療には保険適用となります。
シミ治療をご希望の場合、シミの種類の診断と、それぞれのシミに適した治療をご説明しますので、まずは皮膚科を受診してください。

Q2:「当日治療できますか?」

A2:
まずは診断が一番大切ですので、このレーザーが適応となる症状かどうかを医師が診察します。 お化粧はせずにご来院ください。
このレーザーが適応であっても、プレトリートメント(前治療)を行なってから、経過を見てレーザー治療の時期を検討することもあります。
すぐにレーザーができる状態であっても、当日の混雑状況などにより、受診当日に治療できるかはご相談になります。

Q3:「どの部分に照射しますか?」

A3:
Qスイッチルビーレーザーではシミの部分のみに照射します。一方、ルメッカ>>>はシミへの効果のほかにも、肌質を改善させる効果や肌全体の若返り(リジュビネーション)効果もあるため、シミのない部分も含めてお顔全体に照射します。

Q4:「何回治療が必要ですか? 」

A4:
シミ(老人性色素斑)には、通常1回の治療で効果が得られる場合が多いですが、2回以上の治療が必要な場合もあります。ただし、治療効果には個人差があります。

Q5:「治療後に絆創膏を貼る必要(ダウンタイム)はありますか?」

A5:
治療の3~5日後に照射部分にかさぶたができます。かさぶたが自然に取れるまで治療後、およそ2週間は絆創膏による処置が必要になります。その間は治療部分にはお化粧ができません。治療日から2週間以内に大きな予定がある場合などは、治療の延期をお勧めします。このようなダウンタイムがとれない方の場合、絆創膏を貼る必要のない治療、ルメッカピコシュアをご検討ください。

Q6:「治療の流れはどのようになりますか?」

A6:
洗顔・メイクを落としていただき、その後に治療を行います。
小さなシミであれば1分以内で治療は終了します。治療の際、輪ゴムではじかれる程度の痛みがあります。
治療後はかさぶたが自然に取れるまで絆創膏による処置が必要になります。

Q7:「治療後の経過はどうなりますか?」

A7:
かさぶたが取れた後、一旦シミが薄くなりピンク色の薄い皮膚が現れます。
治療2~4週後に照射部の一時的な炎症後色素沈着が生じ、治療前より濃くなることがあります.治療部位によってその程度が異なります。洗顔や化粧の際の摩擦や日焼けで生じやすく、濃くなります。
色素沈着はおよそ3~6ヶ月かけて時間経過とともに自然に消失しますが個人差があります。治療後、約3~6ヶ月は若干の赤みが残り、その後ピンク色の薄い皮膚が厚くなり周囲の皮膚となじみます。

Q8:「治療後の注意点はありますか?」

A8:
かさぶたを無理に剥がすと炎症が長引いて炎症後色素沈着が強く起こりますので、かさぶたはご自分では絶対に無理に剥がさず、自然に剥がれるのを待ってください。
照射部は刺激を避け、こすらないことが一番大切です。
照射部位に紫外線が当たると再びしみができやすいため、日焼け止めクリームなどで紫外線防御をしてください。化粧が可能となっても、炎症後色素沈着が悪化しますので、化粧・メイク落としはなるべく掻いたりこすったりせずやさしく行ってください。

Q9:「顔のシミが悪性のものでないか心配です。この治療を受けても大丈夫でしょうか?」

A9:
当院は皮膚科クリニックですので、施術の前に皮膚科専門医がシミを含めてお顔の皮膚症状を丁寧に診察してから治療を行いますのでご安心ください。
万が一、悪性を疑う場合は、レーザーではなく皮膚生検などの検査を行ないます。

Q10:「すぐに治療を受けられますか? 」

A10:
このレーザー治療が適応であり、短時間で治療可能なシミの場合はご希望により当日の治療も可能ですが、混雑時は後日になることもあります。
原則として、アザの治療は後日の予約制(広範囲の治療の場合は水曜日午前)になります。
※ご自身でシミと思われている症状が、イボの初期あるいはホクロやその他の別の病気、もしかすると悪いできものかもしれません。シミには色々な種類があり、レーザー治療が適しているシミや、そうでないシミもあります。複数の種類のシミが混在していることも多く、それぞれの治療方針が異なる上、レーザーが適応となる症状でもプレトリートメント(前治療)後にレーザーを行なうこともありますのでご了承下さい。

Q11:「シミの治療はどの治療が一番良いのでしょうか?」

A11:
シミ治療はまず何よりも診断が大切です。複数の種類のシミが混ざっていることもあり、その場合は治療の順番も非常に大切です。

レーザーは魔法ではありません。すべてのシミを消し去る治療はありません。基本的にシミを"消す"治療ではなく、"薄くする"治療です。シミの治療は一筋縄ではいかないことも多く、再発もあります。 薄いシミほど治療が困難です。非常に薄いシミなどは炎症後色素沈着により、かえって元の色より一時的ですが濃くなることもあるため、レーザーなどはおこなわずスキンケアで経過を見る方が良い場合もあります。

とりあえずレーザー、というのはおすすめできません。シミの種類によって適した治療は異なります。当院では必ず皮膚科専門医が診察の上、治療を開始いたします。
シミ治療においては、治療機器の性能はもちろん、機器の照射設定、照射方法、医師の経験・診断、定期的なメンテナンス、日々のスキンケアなど、さまざまな要素が治療効果に関わってきます。
当院ではピコレーザー(ピコシュア)Qスイッチルビーレーザー(the Ruby nanoQ)ルメッカという3種類のレーザーを保有し、シミ治療に万全の体制を整えています。この3種類のレーザー機器を使い分け、お一人お一人のシミの状態に合わせた最適な治療法をご提案いたします。

また、シミの状態を治療のたびに医師が確認し、シミの状態に応じて各レーザー機器の設定を細かく変更し、治療効果が最も出るような照射設定で治療を行います。
さらに、メソアクティスハイドラフェイシャルを併用することで治療効果がupし、美肌の維持につながります。

レーザーでの治療をご希望されない場合や、レーザー治療が適していない症状の場合には、ハイドロキノンやトレチノインといったぬり薬や、内服薬での治療も可能です。

クリニックでの治療に加えて大切なことが、ご自宅でのスキンケアです。レーザー治療をしていても、していなくても、お顔を摩擦しない・こすらない、紫外線を避ける、というお肌のケアが、レーザー治療部分の色素沈着予防シミの再発予防につながります。