Q1:「ピコシュアはこれまでのレーザーと何が違うのでしょうか? 」
A1:
サイノシュア社の技術革新により、レーザーの照射時間(パルス幅)が短くなりました。
レーザーの照射時間が短くなるということは、レーザーを照射した時に衝撃波が生まれ、これによって従来のレーザーよりも格段に細かくシミの色素を破壊することができるようになりました。そのため、色素が速やかに除去されるとともに、レーザー照射後の色素沈着が起こりにくくなりました。
また、ダウンタイムが軽く、シミ治療後に絆創膏の処置が基本的に不要なことも大きな特徴です。
詳細は「Picosure Technology(ピコシュア テクノロジー)とは」をご覧ください。
Q2:「ピコレーザーはどれも同じでしょうか?」
A2:
ピコシュアは世界最大のレーザー会社であるサイノシュア社が開発したレーザーであり、世界初のピコレーザーです。
世界で最も治療実績のあるピコレーザーで、米国FDA(食品医薬品局:日本の厚生労働省に相当)の承認を受けています。
♪ピコシュアだけの3つの特徴♪
1.他社にもピコレーザーがありますが、「色素性病変(シミ等)」の他、「しわ」「ニキビ痕」の改善効果でFDAに承認を受けているのはピコシュアだけです。
2.他のレーザーには搭載されていないシミに効果的な755nm(ナノメートル)の波長を出すことのできる唯一のピコレーザーがピコシュアです。
3.専門的にはなりますが、Boost Adjustable Pressure(パルス幅可変)により、照射時間を550~750psの5段階に切り替えることが可能なピコレーザーはピコシュアだけです。医師が診察の上、お肌の状態に合わせて設定を決めますので、除去しにくい色素にも対応可能でしっかりと治療効果を出すことができます。
Q3:「ピコシュアの効果をしっかり実感できる施術は?」
A3:
ピコシュアでは、「ピコシュア肌再生コンビネーション治療」という、これまでになかったピコシュアオリジナルの複合治療が可能になりました。
プラチナコンビネーションでは、ピコレーザーによる3種類のピコシュアレーザー治療を同じ日に施術し、メソアクティスで有効成分を大量に導入するという、ピコレーザーの長所を最大限発揮できる、ピコシュアならではの全く新しい治療メニューです!
ピコシュア・スポットでお顔全体のシミの治療を行ない、、ピコシュア・トーニングでお顔全体のトーンup、ピコシュア・フラクショナルで皮膚の奥の真皮に働きかけて、小じわの改善、毛穴の引き締め、肌質(ハリ・キメ)の改善を同時に行うことが可能です。
ピコレーザーによる3種類のレーザー治療を受けていただいた後には、メソアクティス(トータルアンチエイジングコース)により、ビタミンC、トラネキサム酸、ヒアルロン酸、コエンザイムQ10、アルジルリンなどの美肌有効成分をしっかりとお肌に導入し、お肌の鎮静と同時にお肌の再生を促してピコシュアの治療効果を引き出します。
Q4:「ダウンタイムや痛み、副作用が心配なのですが?」
A4:
ピコシュアはお肌の負担が軽く、ダウンタイムも短く済むことが特徴で、全ての施術で翌日からお化粧も可能です。ただし、治療後はお肌がデリケートになっていますので、お化粧・メイク落とし・洗顔はなるべく摩擦をせず、こすらずやさしく行ってください。
ピコシュア・スポットでしっかりとシミ治療を受けられた後は、一時的にシミがかさぶた状になり黒く濃くなりますが基本的に保護テープは不要です。治療後2週間かけてかさぶた状になったシミが徐々に薄くなっていきます。2週間程度はお化粧をしてもわかる程度にシミの治療部分が黒く濃くなりますので、治療後2~3週間以内に大きなご予定がある場合は治療を控えてください。
かさぶたを無理に剥がすと炎症が長引いて色素沈着が強く起こりますので、かさぶたはご自分では絶対に無理に剥がさず自然に剥がれるのを待ってください。治療後1か月かけて、かさぶたが取れて薄くなったシミの部分に色素沈着が生じることで治療前より一旦濃くなることがあります。治療部位や肌質、治療後のケアによってその程度が異なります。色素沈着はおよそ6ヵ月~1年かけて時間経過とともに自然に薄くなります。照射部は刺激を避け、こすらないことが一番大切です。
ピコシュア・トーニングとピコシュア・フラクショナルは、ともに施術部位の赤みや腫れが出ます。ほとんどの方は数日以内に気になる赤みや腫れは改善しますが、できれば治療後1~2週間以内に大きなご予定がある場合は治療を控えてください。ピコシュア・トーニングよりもピコシュア・フラクショナルの方が、やや長引きやすい傾向にあります。
痛みは耐えられる程度ですが、痛みに弱い方やご心配な方には麻酔クリームも使用可能ですのでご安心ください。 当院は皮膚科を専門とする医院であり、スタッフも定期的に勉強会や技術指導によって常に知識と技術の向上をはかっています。
気になる事があれば、医師はもちろん、スタッフにもお気軽に何でもお尋ねください。
万が一、副作用が起こった際にも、迅速に最善の対応をいたしますのでご安心ください。
Q5:「シミの治療はどの治療が一番良いのでしょうか?」
A5:
シミ治療はまず何よりも診断が大切です。複数の種類のシミが混ざっていることもあり、その場合は治療の順番も非常に大切です。
レーザーは魔法ではありません。すべてのシミを消し去る治療はありません。基本的にシミを"消す"治療ではなく、"薄くする"治療です。シミの治療は一筋縄ではいかないことも多く、再発もあります。 薄いシミほど治療が困難です。非常に薄いシミなどは炎症後色素沈着により、かえって元の色より一時的ですが濃くなることもあるため、レーザーなどはおこなわずスキンケアで経過を見る方が良い場合もあります。
とりあえずレーザー、というのはおすすめできません。シミの種類によって適した治療は異なります。当院では必ず皮膚科専門医が診察の上、治療を開始いたします。
シミ治療においては、治療機器の性能はもちろん、機器の照射設定、照射方法、医師の経験・診断、定期的なメンテナンス、日々のスキンケアなど、さまざまな要素が治療効果に関わってきます。
当院ではピコレーザー(ピコシュア)に加え、Qスイッチルビーレーザー(the Ruby nanoQ)、ルメッカという3種類のレーザーを保有し、シミ治療に万全の体制を整えています。この3種類のレーザー機器を使い分け、お一人お一人のシミの状態に合わせた最適な治療法をご提案いたします。
また、シミの状態を治療のたびに医師が確認し、シミの状態に応じて各レーザー機器の設定を細かく変更し、治療効果が最も出るような照射設定で治療を行います。
さらに、メソアクティスやハイドラフェイシャルを併用することで治療効果がupし、美肌の維持につながります。
レーザーでの治療をご希望されない場合や、レーザー治療が適していない症状の場合には、ハイドロキノンやトレチノインといったぬり薬や、内服薬での治療も可能です。
クリニックでの治療に加えて大切なことが、ご自宅でのスキンケアです。レーザー治療をしていても、していなくても、お顔を摩擦しない・こすらない、紫外線を避ける、というお肌のケアが、レーザー治療部分の色素沈着予防やシミの再発予防につながります。
Q6:「治療が受けられない人はいますか?」
A6:
大変申し訳ございませんが、当院では安全性を第一に考え、以下に該当する方への施術は行っておりませんのでご了承ください。
光線過敏症・光アレルギーのある方、妊娠・授乳中または妊娠の可能性のある方、ケロイド体質の方、てんかん・光に当たるとけいれんを起こしやすい方、過度の日焼けの方、今後日焼けをする可能性のある方、現在他院で美容治療を受けられている方、抗凝固薬・抗血小板薬(ワーファリン、プラザキサ、イグザレルト、バイアスピリン、プラビックス、プレタール、タケルダなど)を内服中の方、肌色の刺青をしている部分の治療をご希望の方、ペースメーカー装着および重篤な疾患をお持ちの方、治療部位にヘルペスやアトピー性皮膚炎などの皮膚症状がある方、などです。