Q1:「赤みは完全に消えますか?」
A1:
治療効果には個人差があります。シミの治療以上に個人差が大きいです。血管の太さ、深さ、量、血流の速度などに影響されます。よく効く部位もあれば、効きにくい部位もあります。赤みには効きますが、盛り上がりには効きません。
完全に消え去ることを目標とせず、ある程度目立たなくすることが治療の目標となります。
Q2:「赤ら顔が気になるのですが、レーザーが適応になりますか? 」
A2:
お顔が赤くなる原因として、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎(かぶれ)、脂漏性皮膚炎、ざ瘡(ニキビ)、酒さ、酒さ様皮膚炎、花粉皮膚炎、膠原病(全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎など)などの可能性を考えておく必要があります。
レーザー治療が適応になるかどうかを診察しますので、まずは皮膚科の受診をお願いします。
Q3:「麻酔はしますか?」
A3:
レーザーの照射時には、冷却ガスの吹き付け(DCD)と同時にゴムで弾かれるような痛みがあります(プシュッ+ピリッ)。
レーザーの照射直前(実感ではほぼ同時)に、冷却ガスを吹きつけることにより痛みや皮膚へのダメージを軽減させます。
基本的に麻酔なしでの治療が可能ですが、痛みが心配な方や、照射範囲が広い場合などでは麻酔クリームを使用することも可能です(自費診療では、お顔全体で2,200円)。
Q4:「副作用やダウンタイムはありますか?」
A4:
・痛み、かゆみ、ヒリヒリ感が治療後に出現します。数時間から数日以内におさまります。
・血管を破壊するレーザーのため、紫斑(内出血)が生じることがあります。数週間かけて徐々に吸収されます。
・元の赤みが強い部分には反応が強く生じて、水疱、かさぶた、潰瘍、まれですが瘢痕や色素脱失を生じる可能性があります。
・照射部分への日焼けや摩擦(こする、触る、引っ掻くなど)により、色素沈着を生じやすくなります。
Q5:「日常生活において注意点はありますか? 」
A5:
レーザー光は、ヘモグロビンだけではなくメラニンにも吸収されるため、日焼けには要注意です。
治療前、治療後の日焼けや摩擦により、治療後の皮膚に予期しない合併症を生じることがありますのでくれぐれもご注意ください。日焼けをしている場合には、治療を延期します。
Q6:「治療を受けたいのですがどうすれば良いですか?」
A6:
治療をご希望の場合、まずは皮膚科(保険診療)を受診してください。症状を診察し、レーザーの適応となるかどうか診察いたします。